遺法(読み)イホウ

デジタル大辞泉 「遺法」の意味・読み・例文・類語

い‐ほう〔ヰハフ〕【遺法】

過去から現代に引き継がれている法や制度遺制

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精選版 日本国語大辞典 「遺法」の意味・読み・例文・類語

ゆい‐ほう‥ホフ【遺法】

  1. 〘 名詞 〙 古人がのこした定め・法則。特に、釈迦ののこした教えの意で、仏法をさしていう。遺教(ゆいきょう)
    1. [初出の実例]「時人号曰行基菩薩。留止之処、皆建道場。〈略〉弟子相継、皆守遺法。至今住持焉」(出典続日本紀‐天平勝宝元年(749)二月丁酉)

い‐ほうヰハフ【遺法】

  1. 〘 名詞 〙 古人がのこした教え・定め・法則。また、それを残し伝えること。
    1. [初出の実例]「小普請金と云こと其遺法也」(出典:政談(1727頃)二)
    2. [その他の文献]〔漢書‐芸文志〕

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普及版 字通 「遺法」の読み・字形・画数・意味

【遺法】いほう

遺則。

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