尽る(読み)スガル

精選版 日本国語大辞典 「尽る」の意味・読み・例文・類語

すが・る【尽・末枯】

  1. [ 1 ] 〘 自動詞 ラ行四段活用 〙
    1. 盛りを過ぎて衰えかかる。老いやつれる。衰退する。
      1. [初出の実例]「ウリガ sugaru(スガル)」(出典日葡辞書(1603‐04))
      2. 「身用心の傾城買もすがらぬうちに分別すべし」(出典:浮世草子・好色盛衰記(1688)四)
    2. たいている香の香りがほとんど無くなり、消えつきそうである。
      1. [初出の実例]「香すがりてすゑざまより、又右の座上へ火とりをもちてまいる」(出典:五月雨日記(1479))
  2. [ 2 ] 〘 自動詞 ラ行下二段活用 〙すがれる(尽)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

「歓喜の歌」の合唱で知られ、聴力をほぼ失ったベートーベンが晩年に完成させた最後の交響曲。第4楽章にある合唱は人生の苦悩と喜び、全人類の兄弟愛をたたえたシラーの詩が基で欧州連合(EU)の歌にも指定され...

ベートーベンの「第九」の用語解説を読む