座上(読み)くらがみ

精選版 日本国語大辞典 「座上」の意味・読み・例文・類語

くら‐がみ【座上】

〘名〙 一座の中で、上(かみ)の方にある席。また、その席の人。かみくら。⇔座尻(くらじり)
書紀(720)允恭七年一二月(図書寮本訓)「自(みつか)座長(クラカミ)に対かひて曰さく」

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デジタル大辞泉 「座上」の意味・読み・例文・類語

ざ‐じょう〔‐ジヤウ〕【座上/×坐上】

《古くは「ざしょう」》
集まっている席上。
上席上座かみざ。じょうざ。
大臣おとどは舎弟宗盛卿の―に着き給ふ」〈平家・二〉

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普及版 字通 「座上」の読み・字形・画数・意味

【座上】ざじよう(じやう)

座中の人。唐・岑参酒泉太守席上、酔後の作〕詩 酒泉の太守、能く劍す 高堂、置酒して、夜鼓つ 胡笳(こか)一曲、人の腸を斷つ 座上相ひ看て、雨の如し

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