新撰 芸能人物事典 明治~平成 「尾上始太郎」の解説 尾上 始太郎オノエ モトタロウ 職業能楽ワキ方(宝生流) 本名多田 始太郎 生年月日文久3年 経歴父の尾上新治およびワキ方9代目宝生金五郎に師事する。長男だが他家に入り多田姓を名乗る。尾上は芸名。謡にすぐれ、「松風」や「井筒」のような僧ワキに良さを出したが、動きの激しい役はつとめなかった。小鍛冶剛と共に夏目漱石の謡の稽古に行き、その縁で野上弥生子の師匠になった。 没年月日大正13年 10月30日 (1924年) 出典 日外アソシエーツ「新撰 芸能人物事典 明治~平成」(2010年刊)新撰 芸能人物事典 明治~平成について 情報 Sponserd by