尾内村(読み)おないむら

日本歴史地名大系 「尾内村」の解説

尾内村
おないむら

[現在地名]大飯町尾内

西は佐分利さぶり川を挟んで本郷ほんごう村に対し、東ははちさきを境として長井ながい村、北は小浜湾。村内を丹後街道が東西に走る。正平七年(一三五二)本郷氏系図(本郷文書)にみえる永藺ながい保の一部か。「若狭国志」には賀斗かと庄に属すとあるから、文永二年(一二六五)の若狭国惣田数帳写に記す「賀斗庄四十町」の一部と考えられる。

正保郷帳によれば田方一九九石余・畠方二〇石余。文化四年(一八〇七)の戸数二七・人数一二九(雲浜鑑)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android