日本歴史地名大系 「尾別村」の解説 尾別村おつぺつむら 青森県:北津軽郡中里町尾別村[現在地名]中里町尾別北は一(ひとつ)岳に発し西流する尾別川、南は袴腰(はかまごし)岳に発し西流する中里川に挟まれた地域で、北は高根(たかね)村、南は宮川(みやかわ)村・中里村、西は十三(じゆうさん)湖、東は尾別山が村に迫る。正保二年(一六四五)の津軽知行高之帳の田舎(いなか)郡に「尾辺地村」とあり、高五・二八石、うち田方四・八一石とある。建武元年(一三三四)一二月一四日の南部師行が北畠顕家に報告したといわれる津軽降人交名注進状(遠野南部文書)に「乙辺地小三郎光季」の名があり、尾別の館主であろうとの説がある(中里町誌)。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by