日本歴史地名大系 「尾小屋村」の解説 尾小屋村おごやむら 石川県:小松市旧能美郡地区尾小屋村[現在地名]小松市尾小屋町梯(かけはし)川上流の郷谷(ごうたに)川流域の山間部にあり、南東に大倉(おおくら)岳がある。西は西俣(にしまた)村、北は岩上(いわがみ)村・観音下(かながそ)村。白山麓の幕府領に接するため、寛永一五年(一六三八)尾小屋口関が設けられ、二名の木戸番が置かれた。「尾小屋・西俣・大杉此三ケ所は百姓口留番也」とある(加賀藩御定書)。関所は明治四年(一八七一)廃止。正保郷帳では高三二六石余、田方三町五反余・畑方一五町七反余。寛文一〇年(一六七〇)の村御印では「奥遠山二十五ケ村之内」とあり、高三六三石、免三ツ八分、小物成は山役一貫五九〇匁(三箇国高物成帳)。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by