尾羽毛(読み)おばけ

精選版 日本国語大辞典 「尾羽毛」の意味・読み・例文・類語

おば‐け をば‥【尾羽毛】

〘名〙 鯨の尾と身の間の肉。おばいけ。おばいき。〔随筆貞丈雑記(1784頃)〕

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デジタル大辞泉 「尾羽毛」の意味・読み・例文・類語

おば‐け〔をば‐〕【尾羽毛】

鯨の尾の部分白色脂肪が多い。食用。おばいき。おばいけ。

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百科事典マイペディア 「尾羽毛」の意味・わかりやすい解説

尾羽毛【おばけ】

鯨の尾の部分。肉は霜降りになっていて鯨肉中最も美味とされ,刺身になる。
→関連項目鯨肉

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世界大百科事典(旧版)内の尾羽毛の言及

【クジラ(鯨)】より

…もっとも美味とされる〈尾の身(おのみ)〉は尾に近い部分の背肉で,霜降り状に脂があって軟らかく,刺身として珍重される。尾びれの部分は尾羽(おば),尾羽毛(おばけ∥おばいけ)などと呼ぶ。黒い皮に白い脂肪層をつけたまま売られたので皮鯨(かわくじら)ともいった。…

※「尾羽毛」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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