尾袋(読み)オブクロ

デジタル大辞泉 「尾袋」の意味・読み・例文・類語

お‐ぶくろ〔を‐〕【尾袋】

唐鞍からくらの付属具の一。馬の尾を包むのに用いる袋。
たかの尾を傷めぬようにかける生絹すずしの袋。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「尾袋」の意味・読み・例文・類語

お‐ぶくろを‥【尾袋】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 唐鞍(からくら)の時、馬の尾髪を納めるのに用いる金銅または革製の筒。尾筒
    1. 尾袋<b>①</b>
      尾袋
    2. [初出の実例]「青馬籠頭、鑣(くつは)〈略〉尾袋、当額花形」(出典延喜式(927)四八)
  3. 狩場まで行く時などに、鷹の尾をいためないようにかける生絹(すずし)の袋。〔文明本節用集(室町中)〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android