金銅(読み)こんどう

精選版 日本国語大辞典の解説

こん‐どう【金銅】

〘名〙 銅に金でめっきをしたり、金箔(きんぱく)を押したりしたもの。多く、仏像がそのようにしてつくられた。
※続日本紀‐宝亀一一年(780)三月戊辰「出雲国言、金銅鋳像一龕〈略〉漂着海浜

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世界大百科事典内の金銅の言及

【金属工芸】より

…黄色を呈しているところから黄銅とも呼ばれて珍重され,やがて日本でも作られるようになった。このほか,日本独特の色金(いろがね)として,黒紫色を呈する赤銅(しやくどう)(銅にわずかに金を加えたもの),紫色を呈する紫金銅(しきんどう)(赤銅より多めに金を加えたもの),黒味銅(くろみどう)(銅に白目(しろめ)を加えたもの),銀灰色を呈する朧銀(ろうぎん)(銅3に対し銀1で四分一(しぶいち)ともいい,少量の金を加える場合もある),青金(あおきん)(金に銀を加えたもの)などがある。銅および銅合金は緑青(ろくしよう)と呼ばれる青緑銹が生ずるので,防銹と美観をかねて表面に金鍍金(ときん)を施し,金銅(こんどう)製品とすることが多い。…

【古墳文化】より

…刀剣にも,環頭大刀という,金銀を使用する外装の形式が登場した。しかも各種の器物に金を飾りつける際に,金の使用量を少なくしながら,効果をかえない方法として,銅板の表面に鍍金を施したものを用いて,あたかも金製品であるかのようにみせる,金銅(こんどう)の技術も駆使するにいたった。ただし,こうした鍍金の技術のみでなく,金銀細工の製品のすべては,大陸の工人によって供給されたものであった。…

【鍍金】より

…金または銀を水銀に混ぜてアマルガムをつくり,これを磨きあげた銅の表面に塗布したのち,炭火で加熱して水銀を蒸発させ,金または銀を定着させる,いわゆる〈けしめっき〉(金消)である。この技法は古くから金銅(こんどう)または金泥銅(きんでいどう)という名で呼ばれている。飛鳥・奈良時代の鋳仏像は金銅仏が大部分で,仏具その他の金工品も鍍金のものが大多数を占めている。…

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出典|株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について | 情報