日本歴史地名大系 「尾開村」の解説 尾開村おばりむら 徳島県:阿波郡市場町尾開村[現在地名]市場町尾開市場町の北に位置し、西を吉野川支流の日開谷(ひがいだに)川が南流し、村域の中ほどを金清谷(かねきよだに)川が流れる。撫養(むや)街道より分岐した日開谷越の道が通る。尾開の地名は開墾(開・墾)にかかわるものとされ、中世には秋月(あきづき)庄のうちであったと想定されている(寛永一七年八幡神社棟札銘文)。慶長二年(一五九七)の分限帳に「尾張」とあり、高一九三石余が牛田掃部助の知行分。元和五年(一六一九)の新開検地帳(市場町史)に「おはり村」とあり、市場町を流れていた金清谷川を日開谷川に注ぐように付替えたことにより、田一反余・分米一石余、畠一町八反余・分米二石余が打出された。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by