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奈良坂/平城坂 ナラザカ

5件 の用語解説(奈良坂/平城坂の意味・用語解説を検索)

デジタル大辞泉の解説

なら‐ざか【奈良坂/平城坂】

《「ならさか」とも》奈良市の北から京都府木津川市木津に出る坂道。古くは、平城京大内裏の北の歌姫から山城へ越える歌姫越えを称したが、のちには、東大寺の北、般若寺(はんにゃじ)を経て木津へ出る坂をいう。般若寺坂。

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百科事典マイペディアの解説

奈良坂【ならざか】

奈良南山城の境をなす平城山(ならやま)を越える坂道。時代によって変遷する。奈良盆地を南北に縦貫する下(しも)ツ道に続く歌姫(うたひめ)越えが古く利用されたが,平城宮造営で切断され,東の中ツ道に通ずる車谷道(関西本線沿い)が利用されるようになる。

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世界大百科事典 第2版の解説

ならざか【奈良坂】

奈良と南山城(みなみやましろ)との境をなす奈良山を越える坂道。またその一帯の称。ただし,ひとくちに奈良坂越えとはいっても,古くには,大和古道の〈下ッ道(しもつみち)〉が北へ延びた〈歌姫越え(うたひめごえ)〉の道と,〈中ッ道〉が北へ延びたもう一つの道(JR関西本線沿い)とがあった。また,平城京遷都後は,しばらく〈歌姫越え〉のルートがすたれ,〈中ッ道〉のルートと,長らく〈東路〉と呼ばれた現在の奈良坂(旧国道24号線沿い)とが用いられるようになった。

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大辞林 第三版の解説

ならざか【奈良坂】

奈良市北部、京都府との境にある坂道。大和国と山城国を限る奈良山丘陵を越える所で、古くからの交通の要所。般若坂。

出典|三省堂
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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

奈良坂
ならざか

奈良市市街地の北東部、奈良山丘陵東部の佐保(さほ)丘陵を越える坂道および集落名。坂は般若寺(はんにゃじ)坂ともよばれ、この坂を越えて京へ通じる京街道の奈良坂越えは、西の歌姫(うたひめ)越えとともに古来京都への主要街道であった。現在奈良坂の東側を旧国道24号が走っている。街道沿いの奈良坂(阪)町は近世に形成された集落である。[菊地一郎]

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
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世界大百科事典内の奈良坂/平城坂の言及

【坂】より

… 古代末期から中世をつうじて,奈良や京都を中心とした地方では,主要な街道の坂道に相当数の貧窮民・流浪民が集住し,荘園領主(大寺社)の管下に統轄され,〈坂者(さかのもの)〉とか〈坂非人(さかのひにん)〉などと呼ばれながら雑業・雑芸に従事していたことが知られている。奈良坂や京都清水坂(きよみずざか)はその好例といえる。戦国期の大名領国制では,山地が他大名の領国との境界をなすことが多く,甲斐国の例では,国外への追放処分に付することを〈坂を越さす〉と称していた(《甲陽軍鑑》)。…

※「奈良坂/平城坂」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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