尿道上裂(読み)にょうどうじょうれつ(その他表記)epispadia

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「尿道上裂」の意味・わかりやすい解説

尿道上裂
にょうどうじょうれつ
epispadia

主として男児にみられる尿道の先天的異常。日本ではきわめてまれ。尿道と陰茎海綿体の前後関係が逆転し,尿道の前壁が裂けて,尿道口が陰茎の上面 (背面) に開口する。尿道下裂と名称は似ているが,発生機序はまったく異なり,下裂よりはるかに少い。膀胱外反症の軽症型と考えられており,しばしばこれを合併する。膀胱外反症は,下腹部の腹壁と膀胱の前壁が欠損して,臍以下の前腹壁が中心で裂けているため,膀胱内面が体表に外反露出して尿がここから絶えずしみ出すという重度の奇型である。

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