コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

膀胱 ぼうこう urinary bladder

翻訳|urinary bladder

6件 の用語解説(膀胱の意味・用語解説を検索)

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

膀胱
ぼうこう
urinary bladder

尿路の一部をなし,腎臓から尿管を経て流入する尿をためていっぱいになるまで漏さず,意志に従って排出するという役目をになっている。この働きは一見単純であるが,交感神経副交感神経脊髄神経,それに脳や仙髄中枢なども加えた神経系統の複雑な司令によって営まれている。

本文は出典元の記述の一部を掲載しています。

出典|ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
Copyright (c) 2014 Britannica Japan Co., Ltd. All rights reserved.
それぞれの記述は執筆時点でのもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

デジタル大辞泉の解説

ぼう‐こう〔バウクワウ〕【××胱】

骨盤内にあり、腎臓(じんぞう)でつくられ尿管を経て運ばれる尿を一時たくわえておく筋性の袋状の器官。尿は前方に続く尿道を経て体外に排出される。

出典|小学館 この辞書の凡例を見る
監修:松村明
編集委員:池上秋彦、金田弘、杉崎一雄、鈴木丹士郎、中嶋尚、林巨樹、飛田良文
編集協力:曽根脩
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

百科事典マイペディアの解説

膀胱【ぼうこう】

尿管輸尿管)から送られてきた尿を一時貯留する嚢状の器官。鳥類にはないが,その他の脊椎動物にはある。ヒトの成人で容量約500cc。骨盤内で恥骨結合の後ろ,男性では直腸の前,女性では子宮,腟(ちつ)の前にある。
→関連項目泌尿器

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
All Rights Reserved. Copyright (C) 2015, Hitachi Solutions Create,Ltd. ご提供する『百科事典マイペディア』は2010年5月に編集・制作したものです

世界大百科事典 第2版の解説

ぼうこう【膀胱 urinary bladder】

輸尿管(または尿管)を経て送られてきた尿を排出する前に,一時的にためる囊状の器官。ためられた尿は尿道を経て排出される。脊椎動物のうち硬骨魚類の輸尿管は肛門の後方に開くが,その直前でふくらんで膀胱となり,尿を一時貯蔵する。軟骨魚類両生類爬虫類および鳥類では,輸尿管が直腸末端の総排出腔の背部に開いている。このうち両生類では総排出腔の腹側がふくらんで膀胱となるが,鳥類には膀胱はない。 硬骨魚類の膀胱は発生的にみて,中腎輸管の末端がふくらんだ中腎由来の中胚葉性であり,脳下垂体ホルモンプロラクチンは,この部位に作用して水の再吸収を阻止すると同時に電解質を再吸収して,淡水に適応するうえで重要な働きを演じている。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
All Rights Reserved. Copyright (C) 2015, Hitachi Solutions Create,Ltd. 収録データは1998年10月に編集製作されたものです。それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。また、本文中の図・表・イラストはご提供しておりません。

大辞林 第三版の解説

ぼうこう【膀胱】

脊椎動物の排泄器官。排出に先立ち、尿を一時蓄えておく筋性の囊のう。ヒトでは小骨盤内にあり、底部左右に尿管が開口、前部が尿道に続く。最大容量は500~800ミリリットル。

出典|三省堂
(C) Sanseido Co.,Ltd. 編者:松村明 編 発行者:株式会社 三省堂 ※ 書籍版『大辞林第三版』の図表・付録は収録させておりません。 ※ それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

膀胱
ぼうこう

腎臓(じんぞう)から送られる尿の貯蔵の役割を果たす平滑筋性の嚢(のう)状の臓器。膀胱は尿管によって腎臓とつながり、尿道によって体外へつながる。膀胱の形状、大小、壁の厚さは内部の尿量の増減で著しく変化する。成人では空虚なときは圧平された径約3センチメートルの球形で、尿が充満するとほぼ卵形となり、子供ではナシ形となる。膀胱の位置は小骨盤腔(くう)の前部で、恥骨(ちこつ)結合のすぐ後側にあり、長軸は前上方から後下方に傾斜している。その軸の上方から膀胱尖(せん)・膀胱体・膀胱底に分けることができる。
 膀胱尖は尿が相当量に達した場合でも恥骨結合の上縁を超えることは少ないが、尿の充満時や子供では上縁の上方まで上昇する。膀胱尖からは結合組織性の索(さく)(正中臍索(さいさく))がへそに向かって前腹壁の後側を上行する。これは胎児時代の尿膜管の遺物である。膀胱体の後方には、男性では直腸、女性では子宮と腟(ちつ)が接し、膀胱の上方表面を覆う漿膜(しょうまく)(腹膜)はそれらの臓器の表面へと反転して連続している。膀胱底の左右後外側部から尿管が膀胱に入る。尿は尿管を通って数秒ごとに膀胱に流れ込み、排尿までそこにたまる。膀胱の壁は内腔を覆う粘膜上皮(移行上皮)と3層の平滑筋層からなり、この筋群の収縮で排尿がおこる。排尿の際には、膀胱と尿道の接合部の周囲に発達した平滑筋性の内膀胱括約筋と横紋筋性の外膀胱括約筋が緩み、排尿を助けている。成人の場合、膀胱内の尿が充満していても、括約筋の働きで排尿しないでいられるが、子供では充満した膀胱をコントロールする力が未発達であるため、夜尿(やにょう)となる。夜尿は、正常でも3~4歳まで続く。
 膀胱の内面は、空虚のときは膀胱の収縮のためひだが多い。しかし、膀胱底の内面には頂点を下方に向けた三角形状をしている部分があり、ここはつねに平滑である。この三角形の底辺の両端の位置に(内)尿管口、頂点の部分に(内)尿道口がある。膀胱の容積は成人男子で約600cc、最大容積は800ccであり、女性は男性の6分の5とされる。膀胱内の尿が一定量(約250cc)になると、膀胱壁にある伸展受容器が刺激され、さらに副交感神経系の脊髄(せきずい)膀胱中枢が刺激されて排尿反射がおこる。この反射によって膀胱壁の筋群は収縮し、内膀胱括約筋が弛緩(しかん)され、さらに外膀胱括約筋も意志によって弛緩されて尿が尿道に導かれる。尿道は、男性では前立腺(せん)や陰茎海綿体を貫通して外尿道口に開き、女性では腟の前壁に密接して腟口の前方(腟前庭)から外尿道口に開いている。[嶋井和世・上見幸司]

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ) この辞書の凡例を見る
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの解説は執筆時点のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

膀胱の関連キーワードウォルフ管細尿管輸尿管尿管異所開口経尿道的尿管結石砕石術経尿道的尿管砕石術TUL尿管極尿管腫瘍尿管膀胱鏡

今日のキーワード

パラチオン、パラチオンメチル

パラチオンは無色で油状の液体、パラチオンメチルはコハク色の液体。ともに毒性が強く、有機リン系殺虫剤として使用された。50年代以降、稲の害虫被害を防ぐことが確認され、広く導入された。しかし、農民の中毒死...

続きを読む

コトバンク for iPhone

膀胱の関連情報