屋形石村(読み)やかたいしむら

日本歴史地名大系 「屋形石村」の解説

屋形石村
やかたいしむら

[現在地名]唐津市屋形石

東松浦半島上場うわば台地北東部の緩やかな丘陵にある。北は丘陵が玄界灘に落ち込んで絶壁となり、波浪の浸食で奇観を呈する。低い丘陵地であるため水に恵まれず、渡子わたりご川があるが、灌漑はもっぱら松尾まつお溜池のほか小溜池に依存している。正保絵図に村名が記され、文化年中記録によれば畝数四四町一段七歩半で、穀船二艘、天当四艘があった。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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