屋烏の愛(読み)オクウノアイ

デジタル大辞泉 「屋烏の愛」の意味・読み・例文・類語

屋烏おくうあい

《「説苑ぜいえん貴徳から》人を深く愛すると、その家の屋根にとまっているからすにまで愛がおよぶようになるということ。愛情の深いことのたとえ。

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精選版 日本国語大辞典 「屋烏の愛」の意味・読み・例文・類語

おくう【屋烏】 の 愛(あい)

  1. ( 「説苑‐貴徳」に、「愛其人者、兼屋上之烏」とあるところから ) 愛するあまり、その愛する人の家の屋根にとまった烏までも愛すること。愛情の深いたとえ。おくう。
    1. [初出の実例]「もしその不接(ふせふ)を咎めらるることなく、ますます屋烏(オクウ)の愛(アイ)を蒙(かうふ)ることあらは」(出典読本椿説弓張月(1807‐11)続)

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