屯岡八幡宮(読み)たむろがおかはちまんぐう

日本歴史地名大系 「屯岡八幡宮」の解説

屯岡八幡宮
たむろがおかはちまんぐう

[現在地名]栗駒町尾松 八幡

八幡やわた集落の北、標高約一〇〇メートルの丘陵上にある。祭神は誉田別命、例祭は旧暦三月一五日で、旧村社。「観蹟聞老志」には康平年間(一〇五八―六五)源義家が建てたとあるが、「封内風土記」などでは延暦年中(七八二―八〇六)坂上田村麻呂が勧請し、前九年の役における安倍貞任征伐の折、源頼義・八幡太郎義家父子が戦勝祈願したと伝える。また寿永年中(一一八二―八五)源義経が平氏追討を祈願し、藤原秀衡社殿を造営したという(八幡村安永風土記)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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