山北郷(読み)やまきたごう

日本歴史地名大系 「山北郷」の解説

山北郷
やまきたごう

和名抄」諸本とも文字の異同はなく、訓を欠く。遺称地名として平安時代末期の山北封、戦国期から近世の山北村がみえ、現浮羽うきは町山北とその一帯に比定される。延喜五年観世音寺資財帳の山章に観世音寺(現太宰府市)に施入された封戸二〇〇戸の内訳の一部として「筑後国壱佰烟 生葉郡大石郷五十烟、山北郷五十烟」とみえ、山北郷(山北封)全体が観世音寺の封戸として設定されていた。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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