山口悠介(読み)ヤマグチ ユウスケ

20世紀日本人名事典 「山口悠介」の解説

山口 悠介
ヤマグチ ユウスケ

昭和・平成期の弁護士 元・札幌高検検事長。



生年
昭和9(1934)年3月26日

没年
平成11(1999)年8月31日

出身地
山形県山形市

学歴〔年〕
東京大学法学部〔昭和34年〕卒

経歴
昭和34年司法修習生13期。法務省参事官を経て、55年東京地検特捜部副部長、58年総務部長、59年11月特捜部長となり、撚糸工連事件、リッカー巨額粉飾事件、平和相銀事件などを摘発。62年2月最高検検事。63年東京地検次席検事として、リクルート事件捜査指揮。平成元年9月前橋地検検事正となり、日航ジャンボ機墜落事故に際して、関係者を不起訴処分とした。3年最高検検事、4年12月総務部長、5年7月刑事部長、7年7月札幌高検検事長に就任。同年12月退官し、弁護士となった。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「山口悠介」の解説

山口悠介 やまぐち-ゆうすけ

1934-1999 昭和後期-平成時代の検事。
昭和9年3月26日生まれ。36年検事任官。59年東京地検特捜部長となり,リッカー粉飾決算事件,撚糸(ねんし)工連事件などを手がける。63年には東京地検次席検事としてリクルート事件の捜査を指揮。のち前橋地検検事正,最高検検事をへて,平成7年札幌高検検事長。8年退官し,弁護士となる。平成11年8月31日死去。65歳。山形県出身。東大卒。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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