日本歴史地名大系 「山守郷」の解説 山守郷やまもりごう 鳥取県:伯耆国久米郡山守郷「和名抄」東急本は「山守」、高山寺本は「山寺」と記し、ともに訓を欠く。郷名はおそらく山を守ることを任務とした部民山守部に由来する。山守部を統率する人を山守姓でよび、なかには連・首などの姓をもつ者もいたらしい。出雲国計会帳(正倉院文書)によれば、天平五年(七三三)九月二四日、伯耆国「久米郡木工山守連伊等志」が病に臥した「伯耆国人□生掃守部麻呂」に付添って送っていったとある。 山守郷やまもりごう 奈良県:大和国広瀬郡山守郷「和名抄」高山寺本・刊本ともに訓を欠く。郷域は現北葛城郡河合町大字山坊(やまのぼう)小字山守田(やまもりだ)付近か。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by