山宮允(読み)サングウ マコト

20世紀日本人名事典 「山宮允」の解説

山宮 允
サングウ マコト

大正・昭和期の詩人,英文学者 法政大学名誉教授



生年
明治25(1892)年4月19日

没年
昭和42(1967)年1月22日

出生地
山形市

別名
別号=虚実庵主人

学歴〔年〕
東京帝大文科大学英文科〔大正4年〕卒

経歴
一高時代からアララギの歌会に参加する。東大在学中は未来社に参加。大正6年詩話会をおこし、7年「詩文研究」を刊行。8年六高教授。11年「ブレイク選集」を刊行し、また「近代詩書綜覧」を刊行。14年から15年にかけて文部省在外研究員として渡欧。昭和4年東京府立高校教授に就任、のち図書館長となり17年まで勤務。その間訳詩集「紅雀」「明治大正詩書綜覧」などを刊行。22年法政大学教授。25年日本詩人クラブの創立に参加。29年「近代詩の史的展望」が刊行された。「山宮允著作選集」(全3巻)がある。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「山宮允」の解説

山宮允 さんぐう-まこと

1890-1967 大正-昭和時代の詩人,英文学者。
明治23年4月19日生まれ。大正6年川路柳虹らと詩話会を結成,翌年評論集「詩文研究」を刊行。六高,東京府立高,法大の教授をつとめる。イエーツブレークの詩の翻訳紹介につとめ,近代詩の書誌学的研究の基礎をきずいた。昭和42年1月22日死去。76歳。山形県出身。東京帝大卒。著作に「明治大正詩書綜覧」など。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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