山掛(読み)やまかけ

精選版 日本国語大辞典 「山掛」の意味・読み・例文・類語

やま‐かけ【山掛】

〘名〙
① 高く積み上げること。
ヤマノイモをすりおろして料理にかけたもの。代表的なものにぶつ切りのマグロにヤマノイモのすりおろしをかけた料理がある。〔料理物語(1643)〕
※俳諧・談林三百韻(1676)「散花無明のねふりそれ見たか〈松意〉 又大酒山かけのはる〈正友〉」
④ 当て推量で事をすること。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉 「山掛」の意味・読み・例文・類語

やま‐かけ【山掛(け)】

マグロの角切りなどに、すりおろしたヤマノイモを掛けた料理。
山掛け豆腐」の略。
8㋑を掛けること。当て推量。「山掛けがずばり的中する」

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