山椒の皮(読み)さんしょうのかわ

精選版 日本国語大辞典 「山椒の皮」の意味・読み・例文・類語

さんしょう【山椒】 の 皮(かわ)

  1. ( 「さんしょの皮」とも ) 山椒の若い枝の皮を一〇センチメートルぐらいに切って串(くし)にさしたもの。回虫駆除薬として用いた。また、皮を細かにきざみ、しょうゆ漬けにしたり、かす漬けにした食品京都鞍馬山名産。《 季語・春 》
    1. [初出の実例]「みん部卿より御とひかき、さんせうのかはまいる」(出典:御湯殿上日記‐長享三年(1489)五月二二日)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android