山椒焼(読み)さんしょうやき

精選版 日本国語大辞典 「山椒焼」の意味・読み・例文・類語

さんしょう‐やきサンセウ‥【山椒焼】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 江戸時代茶人の間などで行なわれた手製せんべい。砂糖を水にとき、小麦粉粉山椒を加えてやや固くこね、短冊形に切って両面を焼いたもの。
  3. 鯛の頭、雀、鶉(うずら)などを照り焼きにして粉山椒をふりかけた焼きもの。〔日本料理通(1930)〕
  4. 木の芽焼のこと。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

和・洋・中・エスニック 世界の料理がわかる辞典 「山椒焼」の解説

さんしょうやき【山椒焼き】

包丁で細かくたたいた木の芽(さんしょうの若葉)や粉ざんしょうを、たれに加えたり、焼き上がりに振りかけたりしてさんしょうの香りをつけた照り焼き。◇木の芽を用いたものは、「木の芽焼き」ともいう。

出典 講談社和・洋・中・エスニック 世界の料理がわかる辞典について 情報

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