日本歴史地名大系 「山溝遺跡」の解説 山溝遺跡やまみぞいせき 長野県:上伊那郡飯島町石曾根村山溝遺跡[現在地名]飯島町大字飯島 岩間 山溝村の西岩間(いわま)集落の西方、天白(てんぱく)段丘下の小平坦部から本沢(もとざわ)川の標高七〇〇メートル前後の扇状地に広がる縄文中期と平安時代の集落跡。昭和四七年(一九七二)、中央自動車道建設にかかる調査で、B・E両地区から縄文中期の住居跡二四、平安時代二、土壙九二のほか配石・溝などが検出されたが、特にほぼ全掘したE地区では、一七個のこの期の勝坂式住居跡が数十メートルの範囲に散在するという集落形態の全貌が明らかにされた。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by