日本歴史地名大系 「山王ヶ谷」の解説 山王ヶ谷さんのうがやつ 神奈川県:鎌倉市大町村山王ヶ谷山王堂(さんのうどう)ヶ谷ともいう。名越(なごえ)・扇(おうぎ)ガ谷の二ヵ所にあり、名越の谷は西(にし)ヶ谷の東隣で花(はな)ヶ谷と相対し、扇ガ谷のは源氏(げんじ)山の北側の麓、仮粧(けわい)坂登り道の南にある。谷名はともに山王堂の所在にちなむ。「吾妻鏡」建長四年(一二五二)二月八日条には大火で名越山王堂前から西方の寿福(じゆふく)寺前まで焼失したとあり、次いで同六年一月一〇日、弘長三年(一二六三)三月一八日にも同様の火災で焼亡したという。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by