山田智三郎(読み)ヤマダ チサブロウ

20世紀日本人名事典 「山田智三郎」の解説

山田 智三郎
ヤマダ チサブロウ

昭和期の美術評論家 元・国立西洋美術館長;元・美術評論家連盟会長。



生年
明治41(1908)年10月11日

没年
昭和59(1984)年4月11日

出生地
東京・日本橋

学歴〔年〕
ベルリン大学哲学科〔昭和9年〕卒業

学位〔年〕
Ph.D.

経歴
ベルリン大で西洋美術史を学び、美術史学家としてジャポネズリ(日本学)の草分けの一人。帰国後は、共立女子大教授、イスラエル日本美術館長、米国スタンフォード大客員教授などを歴任。43年3月から54年まで2代目国立西洋美術館長を務めた。在任中、同館の偽物購入騒ぎ後の信用回復と系統だったコレクションの充実に努めた。美術評論家連盟会長、(財)美術文化振興協会代表もつとめる。著書に「美術に於ける東西の出会い」「十七、八世紀における欧州美術と東亜の影響」などがある。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「山田智三郎」の解説

山田智三郎 やまだ-ちさぶろう

1908-1984 昭和時代の美術史家。
明治41年10月11日生まれ。ベルリン大にまなぶ。共立女子大教授,ハイファ日本美術館初代館長などをへて,昭和43年国立西洋美術館長。ジャポネズリ(日本学)研究や美術評論で活躍した。昭和59年4月11日死去。75歳。東京出身。著作に「美術に於ける東西の出会い」など。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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