山田牧(読み)やまだのまき

日本歴史地名大系 「山田牧」の解説

山田牧
やまだのまき

相楽郡には山田という地名が二ヵ所あり、一は賀茂かも郷の東山中の当地にあり、もう一つは現精華せいか町大字山田である。

天治二年(一一二五)四月二日付東大寺三綱解(京都大学所蔵東大寺文書)に「為右大臣家領山田牧使藤原宗元并住人等、当寺山城国賀茂庄四至内田畠百姓住宅廻垣并栗林悉被伐損焼掃子細状」として「右大臣家山田牧使宗元并住人等始号彼牧内、引率武勇八十余輩、俄乱入庄内」とみえる。これに対し、同月二九日付官宣旨(東南院文書)には「右大臣家訴申、当寺大衆押妨家領字山田庄四至内山地、兼又欲焼掃住人等私宅事」として、

<資料は省略されています>

と記される。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報