山畠分(読み)やまばたけぶん

日本歴史地名大系 「山畠分」の解説

山畠分
やまばたけぶん

[現在地名]小矢部市西町にしちよう観音町かんのんまち城山町しろやままち八和町やつわまち

しろ山の麓の南上野みなみうわの町から足軽あしがる町に至る町並の西側丘陵地をいい、南山畠・北山畠・手上てあ山畠やまばたけの三地区からなる。西側には藩役所などのある馬場と与力衆屋敷や観音寺・本行ほんぎよう寺・永伝えいでん寺・愛宕社などがある。元禄一五年(一七〇二)の今石動町図では藩役所などの西裏を今石動山畠とする。延享元年(一七四四)の今石動町図(小矢部市立石動図書館蔵)では、中糸岡なかいとおか町と足軽町の間の両側町を永手上山畠ながてあげやまばたけ分、南上野町・北上野町西裏を南山畠分と記す。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報