山笑う(読み)ヤマワラウ

デジタル大辞泉 「山笑う」の意味・読み・例文・類語

やまわら・う

《「臥遊録」の「春山淡冶たんやとして笑うが如し」から》春の山の草木が一斉に若芽を吹いて、明るい感じになるようすをいう。 春》故郷やどちらを見ても―・ふ/子規

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「山笑う」の意味・読み・例文・類語

やま【山】 笑(わら)

新緑や花などによって山全体がもえるように明るいさまになる。《季・春》 〔俳諧・滑稽雑談(1713)〕
※俳諧・続俳家奇人談(1832)下「山笑ひ谷こたへたる雪解かな」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android