山笠(読み)やまがさ

精選版 日本国語大辞典 「山笠」の意味・読み・例文・類語

やま‐がさ【山笠】

〘名〙
祭礼の時などに用いる上部飾り物をつけた笠。
※伯家五代記‐忠富王記・文亀元年(1501)六月一四日「祇園会山笠数ケ立之云々」
② 福岡市博多区にある櫛田神社例祭に行なわれる追山山車(だし)。《季・夏》

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デジタル大辞泉 「山笠」の意味・読み・例文・類語

やま‐がさ【山×笠】

祭礼のときなどにかぶる、上に飾りをつけた笠。
福岡市櫛田くしだ神社博多祇園山笠に出る山車だし

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世界大百科事典(旧版)内の山笠の言及

【山車】より

…京都祇園祭(ぎおんまつり)の山鉾は,その代表的なものである。ほかに,だんじり,曳山(ひきやま),山笠(やまがさ),太鼓台(たいこだい)など,時代や地方によって名称や形態は多様である。とくに都市の祭礼に付随して発展し,祇園祭はもとより,大坂の天神祭(てんじんまつり),江戸の神田祭(かんだまつり)など,大都市を代表する祭礼は,例外なく,大量の山車をともなうものであった。…

※「山笠」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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