福岡市博多(はかた)区上川端町に鎮座。祭神は大幡主神(おおはたぬしのかみ)、天照皇大神(あまてらすすめおおみかみ)、素盞嗚神(すさのおのかみ)。創建については、757年(天平宝字1)伊勢(いせ)国(三重県)の櫛田神社の分霊を勧請(かんじょう)したものともいい、また一説に、941年(天慶4)山城(やましろ)国(京都府)の祇園(ぎおん)社を勧請したのに始まるともいう。旧県社。博多の総鎮守とされ、例祭日7月1日~15日は古来、「博多(はかた)祇園山笠(やまがさ)」と称され、舁(ひ)き山笠12本、飾り山笠13本が建ち、それらが市中を回るにぎやかな祭りで、国の重要無形民俗文化財。『九州軍記』永享(えいきょう)4年(1432)の条にはすでに祇園山笠行事について記事がみられる。
[佐野和史]
…また東北地方には女が夜外出する時に,櫛をくわえて行くと魔除けになるという伝承もあった。富山の櫛田神社では,昔大蛇が田植女をのんだ際に女の櫛がのどにかかって死んだので,その櫛を神体として祀っているという。なお,櫛の歯が急に欠けるのは凶事の前兆とされ,また欠け櫛をさすと狐に化かされるともいう。…
…博多全体の町政は数人の年行司が担当した。〈流〉の役割には宗旨改などの町政および櫛田神社の祇園会の執行があり,町年寄の中から選ばれた月行司がそれを担当した。藩の町支配には町奉行が当たった。…
※「櫛田神社」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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