日本歴史地名大系 「山裏」の解説 山裏やまうら 宮崎県:東臼杵郡山裏中世の地名。現東臼杵郡から現児湯(こゆ)郡・西都市にかけての県中央山間部をさしたと思われる。「日向記」によると、天文二年(一五三三)に伊東祐武が伊東祐清勢に殺害された後、伊東宗家の跡をめぐって祐清と祐武の子息左衛門佐が対立した。左衛門佐は平野(ひらの)(現西都市)の米良氏を頼み、両氏は山裏一揆を率いて一二月に伊東氏の本城である都於郡(とのこおり)城(現同上)を攻め、翌三年二月には新納の高(にいろのたか)城(現木城町)を攻めたがいずれも敗れたという。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by