岑寂(読み)しんせき

精選版 日本国語大辞典 「岑寂」の意味・読み・例文・類語

しん‐せき【岑寂】

〘名〙 (形動) 高く静まりかえっているさま。さびしげに高くそびえ立っているさま。また、きわめてさびしいこと。
※随得集(1388頃)病中唱和「岑寂此山中、終日無儔匹」 〔鮑照‐舞鶴賦〕

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普及版 字通 「岑寂」の読み・字形・画数・意味

【岑寂】しんせき

高くてものしずか。唐・杜甫〔樹間〕詩 岑寂たり、雙甘樹 婆娑(ばさ)として、一院香し

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