岡上須賀村(読み)おかうえすかむら

日本歴史地名大系 「岡上須賀村」の解説

岡上須賀村
おかうえすかむら

[現在地名]館山市館山

浜上須賀はまうえすか村の南西に位置し、しろ山を含んでその北側から西側にかけての見留みとめ川流域と城山南側の地域に展開する。近世の郷村帳類では真倉さなぐら村のうちで高付されていた。稲葉氏の館山藩陣屋も当村の地内であった。正徳二年(一七一二)の帆役覚(島田家文書)に岡上須賀とみえ、享保六年(一七二一)の真倉村内館山七ヶ所書上帳(同文書)では家数三五、男七四・女七七、船四。元文村高帳では浜上渚村とある。寛政五年(一七九三)の真倉村明細帳(島田家文書)によれば高三八石余、反別は五町九反余、手繰船役永一〇〇文・釣溜船役永一貫文、高島・沖島根付鮑運上銀一〇匁・真木場代銀五匁などを含めて納永一一貫九五四文余、納米は一石余。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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