日本歴史地名大系 「岡原古墳」の解説 岡原古墳おかのはらこふん 山口県:徳山市久米村岡原古墳[現在地名]徳山市大字久米 中岡原徳山市と下松(くだまつ)市の境界付近、南北に並列する低い丘陵のほぼ中央にある舌状丘陵の先端部近く、標高約五四メートル余、水田面からの比高二〇メートルほどの尾根にある。この丘陵一帯は昭和四五年(一九七〇)調査が行われた。発掘された古墳は二基で、ともに天井石や側壁の石材は失われ、著しい破壊を被っていたが、羨門を東南にもつ横穴式石室で、出土遺物には、一号墳から須恵器の蓋坏、土師器の、鉄鏃・鉄釘と銀環、二号墳から須恵器の蓋坏・・高坏や壺と、土師器の坏や鉄釘がある。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by