日本歴史地名大系 「岡松町」の解説 岡松町おかまつちよう 京都市:上京区室町学区岡松町上京区烏丸通今出川上ル南北に烏丸(からすま)通が通る。通りの西は中世の室町(むろまち)御所の岡松殿跡地という(坊目誌)。元亀二年(一五七一)の御借米之記(立入宗継文書)に、「片岡図子町」とあり、上京立売組に属した。上下京町々古書明細記に天正二〇年(一五九二)四月改として、片岡図子町を「相国寺石橋通室町東へ入丁、当時禁裏六丁ノ内」と記す。寛永一四年(一六三七)洛中絵図では東側を「弐本松丁」、西側を「片岡ノずし」、宝暦一二年(一七六二)刊「京町鑑」では東側を「上二本松町」、西側を「片岡町 清法院辻子ともいふ」とある。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報