岡泉村(読み)おかいずみむら

日本歴史地名大系 「岡泉村」の解説

岡泉村
おかいずみむら

[現在地名]白岡町岡泉

太田新井おおたあらい村・彦兵衛ひこべえ村の西、上野田かみのだ村・下野田村の南に位置する。北境の一部を隼人はやと堀川、地内を黒沼くろぬま用水が流れる。太田新井村との境に彦兵衛村の飛地がある。岩槻領のうち。寛永五年(一六二八)岩槻藩阿部氏の検地があり(風土記稿)、田園簿によれば田高一〇石余・畑高七六石余、同藩領。幕末まで同藩領として続く。同藩の高岩たかいわ筋に属し、延宝八年(一六八〇)の家数一八(うち本百姓一一)・人数一一八、岡泉新田は家数一一(うち本百姓八)・人数五七(「岩付領内村名石高家数人数寄帳」吉田家文書)。貞享三年(一六八六)には高一三五石余、ほかに新田二二石余、野銭永二貫六九五文半、見取場田畑三一町六反余となる(岩槻藩領郷村高帳)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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