岡津古久村(読み)おかつこくむら

日本歴史地名大系 「岡津古久村」の解説

岡津古久村
おかつこくむら

[現在地名]厚木市岡津古久

津古久つこく丘陵に位置し、北は小野おの村の南に接し、東・南・西を大住おおすみ郡の村々(現伊勢原市)に囲まれる。村の南西大住郡愛甲あいこう郡の郡界津古久峠(約一四五メートル)がある。大山道が当村と小野村の西北境を通る。集落は丘陵北側先端部に散在。建武二年(一三三五)一〇月一六日のきやうい寄進状(県史三)にみえる「さかみのくにつおくのかう」は当村に比定される(→下津古久村

天正期(一五七三―九二)から幕府旗本領の三給。宝永五年(一七〇八)以後は旗本領のみの三給となる。嘉永七年(一八五四)四月平塚宿加助郷勤高控(厚木市史史料集一〇)によると、平塚宿までの道法は三里余あり、村高一八二石三斗のうち七三石が加助郷勤高であった。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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