20世紀日本人名事典 「岡田隆彦」の解説
岡田 隆彦
オカダ タカヒコ
昭和・平成期の美術評論家,詩人 慶応義塾大学環境情報学部教授。
- 生年
- 昭和14(1939)年9月4日
- 没年
- 平成9(1997)年2月26日
- 出生地
- 東京・麻布材木町
- 学歴〔年〕
- 慶応義塾大学文学部仏文学科卒
- 主な受賞名〔年〕
- 芸術評論賞〔昭和40年〕「はんらんするタマシイの邦」,高見順賞(第16回)〔昭和61年〕「時に岸なし」
- 経歴
- 美術出版社勤務を経て、東京造形大学教授、平成2年慶応義塾大学環境情報学部教授。高校時代から詩作を始め、慶大在学中、同人詩誌「三田詩人」を復刊し、吉増剛造らと「ドラムカン」の創刊。いわゆる’60年代を代表する詩人の一人として活躍。「三田文学」編集長なども務めた。詩集に「われわれのちから19」「史乃命」「生きる歓び」「時に岸なし」などがある。また、近現代美術を中心とした評論も手がけ、著書に「危機の結晶」「日本の世紀末」「かたちの発見」「眼の至福―絵画とポエジー」など多数。
出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報