岡郷・岡村(読み)おかごう・おかむら

日本歴史地名大系 「岡郷・岡村」の解説

岡郷・岡村
おかごう・おかむら

浅羽庄内の郷村。「師守記」貞和三年(一三四七)二月一九日条に「遠江岡村」とある。同年一〇月一〇日条によれば浅羽庄岡郷の明年年貢が一五貫文で請負われている。浅羽庄の領有関係は、本家職勧学かんがく院で、大外記中原氏が相伝したのは領家職であったと考えられる。同五年には中原氏は同庄預所職を左衛門太郎入道善覚に命じているが、その際岡郷は除かれていた(同書同年八月二三日条)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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