勧学(読み)カンガク

デジタル大辞泉 「勧学」の意味・読み・例文・類語

かん‐がく〔クワン‐〕【勧学】

[名](スル)
学問を勧め励ますこと。奨学
浄土宗浄土真宗本願寺派などで授ける、学階最高位

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「勧学」の意味・読み・例文・類語

かん‐がくクヮン‥【勧学】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 学問をすすめ励ますこと。
    1. [初出の実例]「修省来表徳、勧学津染、崇法師範」(出典:続日本紀‐天平宝字元年(757)閏八月壬戌)
    2. [その他の文献]〔春秋左伝‐閔公二年〕
  3. 仏語諸宗勧学院の上主の称。転じて、浄土宗、浄土真宗本願寺派などで、学僧に授ける学階の最高位。
    1. [初出の実例]「さて勧学の室に入り僧正を頼み奉り」(出典:大観本謡曲・雷電(室町末))

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「勧学」の読み・字形・画数・意味

【勧学】かん(くわん)がく

学問をすすめる。〔左伝、閔二年〕衞の、材を務め農を訓(をし)へ、じ工を惠み、へをし學をめ、方を授け能に任ず。

字通「勧」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android