岩亀楼(読み)がんきろう

日本大百科全書(ニッポニカ) 「岩亀楼」の意味・わかりやすい解説

岩亀楼
がんきろう

横浜にあった遊女屋。横浜遊廓(ゆうかく)開設出願人の品川遊廓岩槻屋(いわつきや)佐吉が、1859年(安政6)の同所開業と同時に出店した。大店(おおみせ)として神風楼などとともに著名で、明治時代には3階建ての上に時計台を設けた。幕末に、抱(かか)え遊女の喜遊(きゆう)が外国人の客を拒否して自殺したという伝説があって有名だが、事実は確認できず、攘夷(じょうい)家の作り話ともいわれている。

[原島陽一]


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