攘夷(読み)ジョウイ

大辞林 第三版の解説

じょうい【攘夷】

外国人を撃ち払って国内に入れないこと。 「尊王-」

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精選版 日本国語大辞典の解説

じょう‐い ジャウ‥【攘夷】

〘名〙 外敵を撃ち払って入国させないこと。外国人を追い払って通交しないこと。特に、幕末の外国人排斥運動をいう。
※弘道館記(1838)「撥乱反正、尊王攘夷
※安愚楽鍋(1871‐72)〈仮名垣魯文〉二「和漢の書をすこしばかり読(のぞ)いたけれど横文字ばかりは大きらひ鎖港(さかう)攘夷(ジャウヰ)の説を唱へたが」

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世界大百科事典内の攘夷の言及

【衛正斥邪】より

…その結果,明治維新の後,欧米の先進文化の受容に努める日本も洋夷と同一(倭洋一体)とみなした。19世紀後半の大院君の鎖国攘夷政策はこの思想に支えられて行われた。しかし,衛正斥邪思想の本質は,対外的危機に際して朝鮮王朝の支配体制を固守し,国内外の情勢の変化に即応する一切の変革を拒否するものであった。…

【攘夷論】より

…幕末における西洋列強の接近に対応し,海防論の一環として発生,展開した思想。攘夷論は開国論と対置される場合があるが,現実政策としての開国論と対立するのは鎖国論である。一方,国際社会のとらえ方という点で攘夷論,というよりもむしろ攘夷論の前提をなす華夷思想と対立するのは,諸国家は独立平等の存在であるべきだとする国家平等の観念である。…

【尊王攘夷運動】より

…下級武士や少壮公卿らが主たる担い手であった。
[運動の発端]
 尊王も攘夷も,幕藩体制に本来そなわった考え方であるが,幕末に外国船の来航が多くなり,鎖国の維持が危うくなったとき,幕藩体制の秩序を再強化するための政治理論として,尊王攘夷論が登場した。その支柱となったのは,徳川斉昭や藤田東湖が唱えた後期水戸学であった。…

※「攘夷」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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