精選版 日本国語大辞典 「岩井櫛」の意味・読み・例文・類語 いわい‐ぐしいはゐ‥【岩井櫛】 〘 名詞 〙① 背を銀で飾った伽羅(きゃら)の櫛。平賀源内が考案してつくりだした。源内櫛。② 江戸時代、明和(一七六四‐七二)の頃、女形の名優四世岩井半四郎の当たり役「三日月お仙」にちなんで作られた櫛。浅葱(あさぎ)塗りの背の極めて狭い三日月形のもの。[初出の実例]「お露とは名もよく通る岩井櫛、すく人多き女髪結」(出典:随筆・式亭雑記(1810‐11)) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例