岩出伝馬所跡(読み)いわでてんましよあと

日本歴史地名大系 「岩出伝馬所跡」の解説

岩出伝馬所跡
いわでてんましよあと

[現在地名]岩出町清水

近世大和街道の宿駅であった清水しみず宿に置かれた和歌山藩の伝馬所で、和歌山城下を出て第一番目にあたる。次は市場いちば(現那賀町)に置かれた名手なて伝馬所となる。伝馬所は元和年中(一六一五―二四)に定められ、その時竹房たけふさ(現打田町)にあった市蛭子社を当地に移し、一二月二六日に市を開設した(紀伊名所図会、享保一四年「岩出組社方指出帳写」藤田家蔵)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android