岩原古墳(読み)いわばるこふん

日本歴史地名大系 「岩原古墳」の解説

岩原古墳
いわばるこふん

[現在地名]鹿央町岩原

岩原の丘陵北端部に位置する前方後円墳。国指定史跡。地元では昔から双子ふたご塚とよばれており、丘陵上になだらかなスロープを描く巨大な墳丘は、王者の墓にふさわしく優美で威厳に満ちている。古墳は主軸を北北西に向け、全長一〇二メートル、後円部の直径五七メートル・高さ九メートル、後円頂端部は径一五メートルほどの平面をなしている。前方部は三段築成で高さ八メートル、先端の幅が四八メートル。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

世界大百科事典(旧版)内の岩原古墳の言及

【鹿央[町]】より

…農業が主産業で,米やスイカ,タバコの栽培が盛ん。古墳時代中期の前方後円墳,岩原古墳(全長102m)は国の史跡に指定されている。国道3号線が通じる。…

※「岩原古墳」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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