デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「岩城九右衛門」の解説 岩城九右衛門 いわき-くえもん ?-? 江戸時代前期-中期の商人。出羽(でわ)亀田藩(秋田県)藩主岩城家の出という。京都で呉服木綿問屋の升屋を創業し,元禄(げんろく)5年(1692)江戸本町に支店をおく。のち江戸の店は延享3年(1746)麹町に移転し,江戸城大奥や大名,旗本などを顧客にして発展。文化-文政の最盛期には使用人が500人にもおよび,日本橋の越後(えちご)屋をもしのぐ呉服店となった。 出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例