岩戸・磐戸(読み)いわと

精選版 日本国語大辞典 「岩戸・磐戸」の意味・読み・例文・類語

いわ‐と いは‥【岩戸・磐戸】

〘名〙
① 岩の戸。堅固な戸。
書紀(720)神代上(水戸本訓)「乃ち、天石窟(いはや)に入(い)りまして、磐戸(イハト)を閉(さ)して幽居(こも)りましぬ」
石棺を安置した室の入口にたてた岩の戸。
万葉(8C後)三・四一八「豊国の鏡の山の石戸(いはと)立てこもりにけらし待てど来まさず」
③ 女性の陰部。
※雑俳・柳多留‐四三(1808)「伊勢の留守女房の岩戸明ばなし」
洒落本・廓大帳(1789)一「かぐらになり両人入る、下座岩戸になをす」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android