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岩泉線

百科事典マイペディアの解説

岩泉線【いわいずみせん】

山田線の茂市から分岐し,岩泉までを結んでいたJR線。営業キロ38.4km。当初は,現在三陸鉄道が通じる小本までを結ぶ予定で〈小本線〉として建設,岩手和井内,宇津野(浅内までの開通時に廃止),浅内と順次延伸されたが,1972年に岩泉に達した時点で工事が中止され,岩泉線に名称が変更されている。国鉄時代から不採算路線で,赤字による廃止対象になりながらも,平行道路が途中の押角〜岩手大川間の押角峠で狭隘(きょうあい)のため,代替交通不備として廃止を免れJRへと引き継がれた経緯がある。2010年に押角〜岩手大川間で線路脇の土砂が崩れ,線路をふさいだ堆積物に列車が乗り上げて脱線する事故が発生。その後長期にわたって不通となり,復旧に要する費用と採算性からJRが存続に難色を示し,平行道路未整備を理由に鉄道存続を望む地元自治体との間で存廃をめぐって意見が対立。最終的には,峠を越える岩泉線の押角トンネルを道路バイパスとして転用・拡幅・改築することで双方が合意し2014年,JR東日本としては初の廃止路線となった。

出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報

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